ことりと夫婦とぽこたろうと 〜不妊治療→妊娠→子育ての記録〜

さっぽろ在住、子供が欲しい夫婦の、試行錯誤やあれこれの結果、息子を授かった話。

3ヶ月

ほんとうにあっという間。

ぽこたろうは3ヶ月になりました。

 

スケールをレンタルしていて自宅で体重が量れるのですが

順調にグラフが伸びて、

1ヶ月ごとに1,000gずつきれいに増えて

7,000gに到達しました。重い〜

身長も65㎝ほど、出生時から13㎝くらい伸びています。

いつの間にやらこんなに大きくなっていたのか!

 

あやすと笑うようになったのがかわいくてかわいくて。

顔に触れると喜びます。

なぜか朝、顔を拭いてあげると大喜び。

メリーが見えると目を輝かせ、回すとじたばた、全身で楽しい気持ちを表現します。

赤ちゃん絵本を読んであげるとじっと見ながら聞いているみたい。

しましまぐるぐるが好きなようです。

 

わたしは未だに、産後一度もまともに寝れた日はありません😅

夫が夜間ミルクで代わってくれることもあるけど

泣いたら勝手に目が覚めてしまうし、

よそのお子様は朝まで寝る子もちらちら出始めているけど

うちは最長6時間、朝までとはなかなかいきません。

いろいろやってみてはいるんだけどなー。

何か違うのかなぁ?それとも個性?

加えて、お昼寝も抱っこしてないと寝られない

立派な抱っこちゃんになりまして🤣

わたしが昼寝することもできないー

まぁでもこれについては、

安心しきって熟睡してるのを見るのはなんとも幸せだし

こんなふうに抱っこするのも今だけかな、ちょっとがんばるかー。と思ってます。

寝不足はツライけど 笑

最近じゃ寝てる間に編み物の練習して、

帽子が編めるようになりました🤣

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まだループにリボン通してないけど。

ちょっと小さかったので大きいバージョン製作中。

 

日に日にできることが増えて成長している感。

ますます目が離せないなー。

混合栄養

わー、一月が終わる!

この後三ヶ月を迎えて、百日を迎えて、

写真撮影やお食い初めやイベントが盛りだくさんで

準備が忙しい!

というか、準備する時間がうまく取れない!

 

今日はずっと中途半端で残さずじまいだった

生後一ヶ月頃のことです。

 

現在、ぽこたろうは母乳とミルクちょうど半々くらいで育っています。

 

出産後

どうにも母乳がでませんでした。

飲んでいなくておしっこもでないから糖水をもらって飲ませて、

3日目には体重が産まれたときより1割以上減ってしまい、

ちょっと減り過ぎちゃったからミルク足したいんだけど、お母さんはそれでいい?と助産師さんに確認されてミルクを飲ませることに。

別に母乳じゃなきゃ嫌!というわけでもなかったのでそのときはなにも気にならなかったのですが…

 

自宅に帰って怒涛の育児が始まって

いろいろと不安だったりこれでいいのか試行錯誤したりして、

気持ちもちょっと疲れていたのか

はたまた産むことによって母性が強くなったのか。

夜中ひとりでミルクをあげて哺乳瓶を洗っているときに

 

なんで出ないのーー

 

って

どうにも泣けて泣けて仕方ないということがちらちら出てきて、

若干鬱っぽくなってしまいました😅

毎週産院に通って体重の増えを見てもらって

全然増えてないと泣きながら帰る、を繰り返し。

 

そんなにメンタル弱いほうじゃないと思うんですが

きっと弱ってたんですねぇ。

産後メンタル恐るべし。

 

それも乗り越えて

今はなんとか、

少しだけ増えた母乳と

ミルクの混合で

幸いぽこたろうはすくすくぐんぐん大きくなって

あっという間に7,000gに達してしまいそうです…

混合の調整ムズカシイ…

 

どうやって乗り越えたか(というか開き直れたか)というと

同じ経験をした友人がいたからでした。

 

まわりは順調だった人ばかりでこんなことで悩んでいなくて、

申し訳ないけど、ちゃんと出た人に励まされても素直に聞き入れられる状態では正直、なかったです。

その友人にも、出産報告をしたときに溜まったものを吐き出すかのように「なかなか出ないんだ〜〜」とぼやいただけだったんですが、

意外なことに「自分もそうだったの!!」と

体験したことや、やってみたことをたくさんたくさん話してくれました。

 

彼女も沢山悩んで泣いて、

桶谷式に通ってみたりして、

やることやりきったら

ある日ふと

「こんなお金かけてまで拘らなくてもいいんじゃない?」

と思えるようになったって。

そんな経験をしているから

わたしの気持ちがよくわかると

すごく親身になってくれました。

 

今は

幸いまだ母乳妖怪にも遭遇してないし

出ないものはしょうがないし

わたしはこれでやってくしかないんだし

何より元気に大きくなってくれればなんでもいいか、と思えます。

それにぽこたろうは吸い付くのが上手で、

出なくても怒らずに求めて甘えてくるのがすごくかわいい!

スキンシップの一環として授乳タイムを過ごしています。

 

今後もいっぱい悩むんでしょうが、

都度、家族三人で乗り越えていくべく

がんばります!😆

2018年の締め

今年は怒涛の年でした。

いろいろいろいろあった結果、

いまぽこたろうがわたしにもたれて眠っています。

産まれてからの時間の経過の早さは異常!

わたし本当に出産経験した?とさえ思うくらい遠い過去の記憶になりました。

あれ?2ヶ月前なの?え?

 

大変なことも多いけど、

とりあえずは順調に育ってくれているし

表情がでてきたりはしゃいだり

かわいいがますます増えました。

寝顔や笑顔みると

まあ、がんばるかー。と思わせてくれます。

 

子供が欲しくてがんばっていたけど

ダメなのかもな?と思うこともあって

一年前のいまは

一年後にこんなことになっているなんて

思ってなかったなあ。

その日は突然訪れる。

不思議だなあ…とぼんやりしています。

振り返ってみたら一年前はmtx打ってようやく落ち着いたころなんだな。

内膜薄くて卵胞の育ちも遅くて

こりゃまた次回だなーという周期にできたのがぽこたろうだったんだ。

わかんないもんだな。

 

年が明けたら予防接種だな。

暖かくなったらいっぱい外に連れて行きたいな。

来年は復職するのかな。

子供がいる、という状態で過ごすのははじめてですし何をするにも不安はいっぱいありますが

ぽこたろうと一緒に成長するしかない。

悩みながらやっていきます。

だからどうか健やかに育っておくれー。

 

晦日の独特な雰囲気のなか

今日は静かに過ごします。

なんて掃除もなにもしてないけどな!

できんわ!春にでもやる!

 

一年間お疲れ様でした!

また一年がんばりましょう!

新生児訪問

タイミングがあわなくて新生児期も1ヶ月健診も終わってからになりましたが、

区の保健師さん訪問がありました。

 

ぽこたろうと対面するなり

「顔、すごいしっかりしてる!!」

まるでもっと月齢の進んだ子のよう、と。

生まれた時から言われ続けていますしわたしもそう思います。笑

 

お話は産後の情報提供や子育てサロンの案内など。

そして予防接種…

これ難易度けっこう高くないですか。

自分で全部管理しなきゃいけないしさ。

毎月行くことになる期間とかあるし。

この感染症流行期に病院連れて来たくないですよねぇ😅

それでなくても

1ヶ月健診終わった途端に

がっつり寒くなって雪降って

ほとんど外出できてないのに〜。

うーん、年明けからかな。がんばらなきゃー。

 

そしてアンケートという名の産後鬱チェック。

そりゃいいことばっかりじゃないわ

しなきゃならないけど面倒なことだってあるよね〜きれいごとばっかりじゃないよね〜

と思いながら素直に書いたら

ちょっと心配されたよ☆

「どういうときにこう思う…?」ていくつか聞かれたよ☆

え、眠くてたまらないときですかね

って答えたらたぶんスルーで終わったんだと。

 

ここでずっと寝ていたぽこたろうが目覚めたので

体重計測。

結果、体重増えすぎ😩

基準の倍増えちゃってる😂

わたしは混合なのですが、ミルク多すぎみたいです…

自分で思ってるより母乳がでてる??

とりあえずミルクを減らすことにしますがどのくらい〜??このへんの相談て今度は誰にすればいいんだ🤣

悩ましい!

 

最後にそろそろうつ伏せ練習したほうがいいのか聞いてみたら

やってみせてくれました。

ひっくり返したぽこたろうさん、

腕つっぱらせて

一生懸命首を持ち上げるー!

ひゃーかわいい!すごい!成長!

バランスボールに乗っけるやり方も教えてもらいました。

ちょっとずつ練習していこう。

 

こんな感じで訪問おわり。

ぼんやり聞いてみたかったことも聞けてありがたかったです。

 

最近は表情も出てきてるし

声をあげるし、

メリーをすごく楽しそうにパタパタしながら

見上げてるし、

成長を感じられてかわいい!

相変わらず寝られませんが程よく?がんばってます😗

1ヶ月健診

わたしとぽこちゃんの1ヶ月健診に行ってきましたよ。

夫が休みを取って同行してくれました。

 

1ヶ月で

身長は3cm増!

体重は1,100g増!

立派に大きくなっていました!

 

体重、4,500ちょいだったのですが

その場にいた10人くらいの赤ちゃんのうち

4キロ突破したのはぽこたろうともう一人くらいでした…。

量ってもらうとき、わたしも量られてたので

その場にはいなかったのですが、

「長いし、重い!」と言われたそうです 笑

 

栄養でいろいろ悩んで、

実は毎週発育を見てもらいに行っていました。

なので増えていることは確認できていたのですが、

変わらず同じ月齢の子よりも大きめなのかー。

そのまま、コンプレックスにならない程度に大きくなってくれればいいなあ。

 

わたしのほうは、

子宮の収縮は順調、

ただまだ少し出血があるのでお風呂はもう一週間待ってね、とのこと。

それと、縫ったところが小さいけど肉芽?になってしまっているとか…

いずれ取れるとは思うけど、そのときも出血があるかも、状態によってはレーザーで取るかもしれない、ということでした。

現状は放っておいても大丈夫そう。

 

先生から、2人目は?年齢考えると急がなきゃならないけど回復も…と言われましたが

うちは2人目は考えてないことは伝えておきました。

残念そうだったけど、わたしももっと若くてお金に不安がなければ欲しいけども!

現実的にはやっぱり難しいかな〜。

いろんなリスクが今後ますます上がっちゃうしね。

 

無事に健診をクリアしたのでぼちぼち

少しずつの外出もしたいところですが、

とうとう雪積もっちゃった😩

それに感染症も心配…

この時期に乳児のいる方はその辺どうしてるんですかねぇ…

出産の記録③ ぽこたろう、爆誕

わたしは引き続き分娩台で放心。

体は普段使わないところを使っていたらしく

どこが痛いのかわからないくらい痛むし

涙は勝手に出てくるし。

 

ちなみに会陰はしっかり切られてましたし

間に合わなくて裂けた部分もありましたが

切られる痛みなんて必死でいきんでたらわからないものよな…

だけどその程度で済んだ。

陣痛も一晩。開始から出産まで8時間。

分娩台にあがってからは1時間くらい。

安産。ありがたい、非常にありがたい。

ぽこたろうだって無事に出てきた。

ああ、本当によかった…。

 

夫はぽこたろうに処置が施されるところを撮影に行きました。

 

このとき撮った、産まれた直後の写真をしょっちゅう見返します。

むくんで真っ赤で腫れ上がった、どうみてもぼこぼこに殴られた人といった顔の、産まれたてのぽこたろう。

赤ちゃんも本当に頑張って出てきてるんだよね…

体験してわかる、出産は命がけ の意味。

ただ、冷静に見返してみると

ほんとにこんな大きさの赤ちゃんがお腹に入ってたの!?ってくらい、とにかく大きい!

どこに入ってたのさ…

 

ここの産院はカンガルーケアを行なっていて、身長体重はかってきれいにされたぽこたろうがわたしの胸に乗せられました。

大きいんだけど、やっぱり小さくて、目も開かなくて、頼りない。

 

そうやって夫と三人、回復と落ち着くのを待っていると

 

隣につぎの妊婦さんが(=゚ω゚)〻

 

あぁーめっちゃ痛そう…

そうだよね、ツライよね、痛いよね、

わたしもついさっきまでそれ味わってたから誰よりもわかるよ、がんばって、がんばれ〜…

と見ず知らずの妊婦さんを勝手に応援し、勝手に共感して

また

泣く

これが産後メンタルなのか…!?

と思ったらその妊婦さんが来て30分くらいで

産まれてました。えー!

漏れてきた話を聞くとはなしに聞くと、ああ二人目なのね…その早さ羨ましいと思ったら…。

でもわたしも早い方か…。

 

もっと押し出すようにいきんで!と言われた隣の方が

「うぅ、💩出すみたいに〜〜!?」と聞いたのに対して

「そう!!」とついてた複数の助産師さんが声を合わせて答えたのがちょっとウケました。まさにそれなのね 笑

 

そのあとは車椅子で部屋まで送ってもらって、

とまどいながらの母子同室が即スタート。

なにするんでもオロオロ。

こうして悩んだり可愛く思ったり途方にくれたりなやんだりの育児が始まったのでした。

出産の記録② 陣痛室〜産まれるまで

なんだか、日々が溶けるように過ぎていくんですが。

わたしだけ時間の過ぎ方歪んでない…?

こないだ鬼太郎見たはずなのに、もう今日も鬼太郎やってるんですよ…おかしいよね…?

 

**************

つづき。

よろよろ妊婦、陣痛室へ移動。

朦朧とした意識の中で頭を占めるのは

 

ああ、いよいよなんだ

わたしは妊婦じゃなくなるんだ

ぽこたろうはお腹から出ちゃうんだ

さみしい

さみしい

 

とにかくさみしいという気持ちでした。

 

妊娠している間

体調辛い時期もあったけど

生物食べれなくて くそーと思ったこともあったけど

不安もいっぱいだったけど

とにかく 幸せで、

存在を感じるたびに愛しさでいっぱいになって

幸せで幸せでたまらなくて、

 

おわっちゃうんだな

 

会えるのは楽しみだけど

本当にわたしに育てられるのかな

ちゃんと大人にできるのかな

 

この期に及んでそんなことを考えていました。

 

まあそんなこと考えようが考えまいが

おセンチになろうがなるまいが

お産は進んでいくわけで。

陣痛室に滞在したのはほんのちょっと。

ここでも腰を押してくれていた夫とともに

👩‍🔬「分娩室いくよー!!」

移動です。

 

ここの産院は分娩台が二人分、

カーテンで仕切られたつくりというのは

前にも書いた気がしますが。

満月だからお産が混むのでは…誰かとバッティングするのではとドキドキしていましたが

幸いわたしだけ。

心置きなく暴言を吐けます。

 

分娩台に上がってしまえば

👩‍🔬「全開です!いきむよ!」

あっという間にここまで来ちゃった感!!

 

ここでわたし大いなる勘違いをしていたのですが、

子宮口さえ開けばあとは赤ちゃんの側のがんばりなんだと

なぜか勝手に思い込んでいたのです。

でもそうじゃないのね!

こっちからも押し出さなきゃいけないのね!

こんなに、頑張っても、出てこない!!

母が渾身の力を込めて押し出さなきゃならないなんて、知らなかったよ!!

 

レバーを握った手に力を込めて、

がんばる!

出ておいでー出ておいでー

 

女神発言、わたしはどんな暴言を吐くのか

自分でもちょっとたのしみにしていたのですが、

なんだかわたし 最中すごく頭が冷静で。

呼吸も、必死ではあるけど乱れない。吸う、吐くがしっかりできていて。

耐えきれなくて悲鳴をあげたのは2度。

それ以外は

🙋🏻‍♀️(あそこのハンガー…なんかすごいカラフルだな…)

🙋🏻‍♀️(外が明るくなってきた…朝だ…時間…時計はどこ…)

と違うことを考えることで気を紛らわせていましたら

👩‍🔬「我慢強いね…」

ほ ほめられ…た…?

 

そうしているうちに、助産師さんたちが宿直の先生の交代タイミングという話をしているのが聞こえてきました。

「もう先生呼ぶ?」

「もう少しでT先生の時間だね」

「交代間に合うかな、その前に産まれちゃうかなー」

 

T先生。

10年近く前からずっと診てもらってる先生。

先生が大好きで、

先生のとこで産みたくて戻ってきた。

 

だから、先生に取り上げて欲しい!

ぽこたろう、もうちょっとだけ待ってくれー!

 

👩‍🔬「小鳥田さん!T先生来たよ!」

👩‍⚕️「おーもうここまで来てたか、もうちょっと!がんばるよー!」

 

せんせいー!😭😭

 

あとはぽこたろうを出すだけ。

目を開いてお腹を見て、

ぐっと力を入れて、

ここで休んだら戻って行っちゃうから、

疲れたし苦しいけど

このまま押し出し続けてー!

ぽこたろう!がんばれ!出ておいでー!

 

どぅるるるん!

(て本当になったー!)

 

産まれました

大きな男の子

52㎝

3400g超え

元気に 産声をあげて

それを見届けて

 

しんどかったのと

ようやく出てきた疲れと

ちゃんと生きて産まれてきてくれた安堵と

先生に来てもらえたのと

夫がそばに居てくれたのと

いろんな気持ちが膨れ上がって

 

わたし分娩台の上で号泣。

 

半ば放心状態でかつひんひん泣きながら

ぽこたろうの処置が終わるのを待ったのでした。