出産の記録③ ぽこたろう、爆誕
わたしは引き続き分娩台で放心。
体は普段使わないところを使っていたらしく
どこが痛いのかわからないくらい痛むし
涙は勝手に出てくるし。
ちなみに会陰はしっかり切られてましたし
間に合わなくて裂けた部分もありましたが
切られる痛みなんて必死でいきんでたらわからないものよな…
だけどその程度で済んだ。
陣痛も一晩。開始から出産まで8時間。
分娩台にあがってからは1時間くらい。
安産。ありがたい、非常にありがたい。
ぽこたろうだって無事に出てきた。
ああ、本当によかった…。
夫はぽこたろうに処置が施されるところを撮影に行きました。
このとき撮った、産まれた直後の写真をしょっちゅう見返します。
むくんで真っ赤で腫れ上がった、どうみてもぼこぼこに殴られた人といった顔の、産まれたてのぽこたろう。
赤ちゃんも本当に頑張って出てきてるんだよね…
体験してわかる、出産は命がけ の意味。
ただ、冷静に見返してみると
ほんとにこんな大きさの赤ちゃんがお腹に入ってたの!?ってくらい、とにかく大きい!
どこに入ってたのさ…
ここの産院はカンガルーケアを行なっていて、身長体重はかってきれいにされたぽこたろうがわたしの胸に乗せられました。
大きいんだけど、やっぱり小さくて、目も開かなくて、頼りない。
そうやって夫と三人、回復と落ち着くのを待っていると
隣につぎの妊婦さんが(=゚ω゚)〻
あぁーめっちゃ痛そう…
そうだよね、ツライよね、痛いよね、
わたしもついさっきまでそれ味わってたから誰よりもわかるよ、がんばって、がんばれ〜…
と見ず知らずの妊婦さんを勝手に応援し、勝手に共感して
また
泣く
これが産後メンタルなのか…!?
と思ったらその妊婦さんが来て30分くらいで
産まれてました。えー!
漏れてきた話を聞くとはなしに聞くと、ああ二人目なのね…その早さ羨ましいと思ったら…。
でもわたしも早い方か…。
もっと押し出すようにいきんで!と言われた隣の方が
「うぅ、💩出すみたいに〜〜!?」と聞いたのに対して
「そう!!」とついてた複数の助産師さんが声を合わせて答えたのがちょっとウケました。まさにそれなのね 笑
そのあとは車椅子で部屋まで送ってもらって、
とまどいながらの母子同室が即スタート。
なにするんでもオロオロ。
こうして悩んだり可愛く思ったり途方にくれたりなやんだりの育児が始まったのでした。